たそがれ日記

人生の黄昏時の独り言

緊急事態宣言下でのパチンコ店

今年のゴールデンウィークは予想していたよりも客が多かった印象があります。原因としては緊急事態宣言で他に遊びに行くところがなく仕方ないからパチンコでも行こかみたいな感じでしょうか。天気の悪い日がやや多かったのも一因かもしれませんが。パチンコ屋さんからすれば期間中はしっかり稼げたと思います。

 

緊急事態宣言での休業要請があったにもかかわらずほとんどのパチンコ店が無視していました。昨年同時期、緊急事態宣言による休業要請に従って約一月近く休業した結果、約2割のお客さんが戻って来なかった経緯を見るとそれもそのはずでしょうね。死活問題ですからね。

 

コロナの重症化リスクが高いはずの高齢者が寄ってたかってパチンコ打っている姿を見るとなにか恐ろしさを感じてしまいますが、当の本人たちは喜びを感じる為やって来るので仕方ありません。以前、パチンコ店ではたばこを吸う人が多かったので店内に少しいるだけで衣服にたばこの匂いが染みついてしまったのですが、受動喫煙問題等でパチンコ店も店内換気に力を入れたおかげで比較的空気循環は効いています。よって、お店側としては換気は十分なので安心してお越しくださいとの事らしい。

 

今のパチンコ業界は、他にやることがない中高年たちが日課のごとくフラフラとパチンコ店に訪れ、これまた他にやることがないパチンコ店側とがお互いに惰性で毎日をやり過ごしているその繰り返しのように思えます。そして、これまでの傾向であった業界の若者離れがコロナ禍によって加速することは避けられないような気がするので、今後は残された中高年主体の客層から如何にしてマネーを絞り取るかということが業界の唯一のテーマとなるのでしょう。

 

もはやかつての勢いは無くなり、目先のことしか考えられなくなってしまった業界に明日はあるのでしょうか?40年間この業界に関わってきた者としては寂しい限りです。航空機をチャーターし海外リゾートでゴルフを楽しむような時代はもう二度と訪れることはないでしょう。